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2025年8月29日

「防災健康サポートプログラム」2025年9月1日運用開始

大地震等の大規模災害の発災時、高齢者を中心に体を動かす機会が減ることによる健康二次被害が発生する課題に対し、自助・共助の視点および防災と健康づくりをつなげた新しい防災支援「防災健康サポートプログラム」(以下、「本プログラム」)を、2025年9月1日より運用開始しますのでお知らせします。

発災後、避難所等での生活が長期化するほど見えない健康へのリスクが拡大します。とくに、高齢者は体を動かす機会が減ることで「ロコモティブシンドローム(※)」、また交流不足や孤立化による「認知機能低減」のリスクが高まり、健康二次被害の増大に繋がります。
本プログラムは、そのような発災時の健康二次被害への予防・軽減化を目的に、⾏政職員や医療専門職だけではカバーしきれない健康管理に対して、住⺠一人ひとりが有事の際に⾃⾝で健康管理ができるための基礎知識や予防法習得を支援するとともに、避難所生活において、家族や周囲の方に対して運動・水分補給の促し等、健康二次被害防止のための声かけ等を行う「防災健康サポーター」の育成を目指す、自助・地域での共助を兼ね備えた新しい防災モデルです。
(※)加齢や生活習慣によって、骨・関節・筋肉の機能が低下し、歩行機能に低下すること

本プログラムは、順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科 町田 修一教授の監修、また大規模な災害や避難生活等の知見を多く持つ、福島県いわき市の協力より作成、東京大学大学院総合防災情報研究センター 松尾 一郎客員教授の推薦を頂き、「防災の日」である2025年9月1日より受講料無料にて運用開始します。

避難所という限られた環境と、災害の被害にあった人たちの心理状況に着目し、発災時からのタイムラインを組み、健康を損ねないための運動と交流を少しずつ無理なく実施できるよう、冊子と体操動画を活用して健康二次被害について基礎知識や予防⽅法を習得可能です。また、本プログラムの講義30分・実技30分の動画をオンラインで受講すると、動画視聴後に「防災健康サポーター」として資格認定されます。

【詳細はこちら(東急不動産ホールディングス(株)連名リリース)】
https://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp/news/others/pdf/2d573dbb477e0a84f5608f42eee9a0b128118060.pdf